あなたが音楽を続けていくと必ず有名な誰かの曲をカバーする時がやってくると思います。
今回はコピーではなくカバーの話です。
コピーというのはプロの演奏をそのまま悪く言えばまるパクリして演奏する事です。
それに対してカバーというのはプロの演奏をもとに何かしら自分のアイデアを加える事です。
コピーにはコピーの難しさがあるし、カバーにはカバーの難しさがあります。
今回はカバー、つまり曲に自分の何かしらのアレンジを加える時の考え方がテーマです。
まず、アレンジに正解とか不正解はありません。
どうアレンジしようが自分の勝手です。
だからまず僕が思うのは勇気が必要なんですね。
このアレンジでいくんだ!
きっとこのアレンジならあの人はカッコいいと思ってもらえるはずだ!これでいこう!と決断しなければいけません。
そしてそのアレンジが人に喜んでもらえなかったとしても全て自分の責任です。
自分の未熟さ、下手さが悪いのであって、他の誰のせいでもありません。
アレンジは勇気と決断と責任をセットで全部自分が背負う覚悟がない人には、絶対に出来ない事なんですね。
まずこのマインドがアレンジの土台にあります。
そしてやっぱり今までどれだけ練習してきたか、どれだけ多くの音楽の引き出しが自分の中にあるかが問われます。
なので僕がいつもいう事ですが、積み重ねが大切です。
ひとつひとつの練習を、1曲1曲を覚える事をあせらず積み重ねていきましょう。
あと最後に僕がアレンジを考えていて、いいアレンジがどうかの最終的な判断基準があってそれだけお伝えさせてください。
それは自分がそのアレンジで弾いていて楽しいかどうかです。
自分が弾いていて楽しくないという事は、なにかアレンジを間違っていると僕は判断します。
これは大きく言えば人生の分かれ道の選び方にも当てはまるかもしれません。
僕は迷ったら楽しい方、悩んだら楽しい方、ワクワクするかどうかで選びます。
音楽とか、楽器って楽しいからしているのが根本に絶対あると思うので、弾いていて楽しくないアレンジは何か間違っていると考えていいと僕は思います。