練習後など、弦を緩めますか?
これは昔から緩める派と緩めない派と別れていて、どうすればいいか迷う方もいると思います。
僕の結論から言うと、
1ヶ月以上弾かない時はさすがに緩めた方がいい、です。
まず日本という国は湿度がとても高いです。
ギターは木で出来ているので、湿度によってとてももろく、いたみやすいです。
(とくに高級ギターほどデリケートな印象です)
なので日本という高温多湿な国で、弦をしっかり張った状態でほったらかしにしていると、知らぬ間にネックが反って弾きにくいギターになる可能性があります。
これを避けるために、長時間弾かないギターの弦は緩めておきましょう。
では毎日弾くギターも弾き終わったら毎回緩めた方がいいかというと、そうではありません。
まず毎回毎回弦を緩めていると、弦がすぐに切れてしまいます。
弦は細い金属なので、毎回チューニングで大きく緩めたりしめたりすると金属疲労ですぐに切れます。
なので毎日弾くようなギターの弦は緩めないほうがいいです。
緩めないとネックへの負担は大丈夫か!?、と心配になると思います。
これも大丈夫です。
基本的に毎日弾くようなギターは自分が暮らしている環境に一緒にいて、スタンドなどに立てかけられているはずです。
つまり人間が過ごしやすい環境に、そのギターも一緒にいるわけです。
これはぜひ覚えておいて欲しいんですが、
人間が快適な環境はギターも快適
です。
夏を想像するとわかりやすいと思います。
外は温度、湿度ともに暑くて最悪ですが、部屋の中は冷房や除湿によって快適ですよね。
その環境はギターにとってもとてもいい環境なんですね。
そうそうネックが反ったり、塗装がいたむなんてことはありません。
だから毎日弾くようなギターは人間と同じ快適な環境にだいたいいつもいるので、弦を緩めなくてもいたまないという事です。
でもひとつだけ注意点があります。
それは夏場の自分の外出の時です。
外出の時に普通は部屋の冷房を切って出かけると思います。
そうすると部屋の中は暑くなり、ギターにとってとても悪い環境になります。
こういう時にネックや塗装、つまりギターがいたむんですね。
だから僕は長時間の外出でも、基本的に除湿を付けっぱなしで出かけます。
もしくは換気扇を付けっぱなしでもかなりの除湿効果があって(電気代もエアコンより安いみたいです)、ギターがいたみにくくなります。
ぜひ参考にしてください。