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ギターを楽しく続けていくメンタル

小寺 宣

今日僕の母親から行政書士の試験に合格したよと連絡がありました。


母親が法律の勉強を始めたのはたしか45歳くらいからなんで、法律の世界で結果を一つ出すのに20年以上かかりました。



本当に法律の勉強が好きなんだと思いますし、僕はそんな母親をすげえなと思いました。


今回はそんな出来事をきっかけに、僕が年に約5万回は言っているとウワサされる笑、続ける事についてまたお話ししたいと思います。





ギターは本当に難しい楽器なので、始めてから5年目くらいまでが一番楽しくなくて、やめやすい時期だと思います。



この始めたばかりのできない事だらけの苦しい時期をどう乗り越えるかが勝負の分かれ目です。





これだけは覚えておいていただきたい事が、


ギターは続けるほどに楽しさが増す


という事です。




ギターを始めて1年目が一番苦しいんですね。


できない事だらけすぎるからです。


それがコツコツ続けていると、昨日より今日、今日より明日、0.0000001ミリずつできる事が増えてきます。


ポイントは0.0000001ミリずつしか進めないという事を出来るだけはやく受け入れる事です。





1ヶ月でマスターとか、左手が300倍器用になる基礎練習なんてありません。


あの手この手、教則本や、DVD、YouTube講座、ギターレッスンに通う、ありとあらゆる方法で0.0000001ミリずつ確実に進んでいきましょう。


地味な事を続けられる人間が最強なのはどの分野でも同じですよね。






そんな感じで1年、2年、3年、5年、10年とギターを続けていくと、どんどんできる事が増えて楽しくなってきます。


ギターで人からほめられる事も増えていきます。


さらに10年という年月はある種のステータスだと僕は思っていて、好きな事を10年間本気で続けてきた人を人は尊敬の目で見ます。


それはもうあなたの説得力、ブランドと言っていいと思います。




だからギターを始めてまもないわけのわからない最初の数年は、好きな機材を買ったり、好きな曲をちょっとかじってみたり、レッスンだけは真剣に取り組んでみたり、そんなんで十分すぎるくらいばっちりです。



完璧を求めずに、続いているだけでだんだん上達していくし、すごい事を自覚してください。



僕も今、これからの僕の大きな武器としていきたい「ひとりアドリブ」という演奏の練習を地道にやっています。


地味な事を続けられる人間が最強というメンタル、僕のミュージシャンとしての一番の武器だと僕は思っています。

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