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小寺 宣

意味のある練習を

更新日:2月16日

先日レッスンの中で生徒様から、「何か毎日のルーティーンとして、これはしておくといいよというような練習はありますか?」と質問をいただきました。


まず皆様、こういった質問や疑問など、ささいな事でもなんでも聞いてください。


そこに上達や伸び悩みを解消するヒントがあるかもしれないからです。


さらに僕のギター講師としての成長のヒントもあるかもしれないですし、遠慮してたら誰も幸せになりません。


よろしくお願いします(^^)



で考えてみたんですが、まず僕自身がルーティンとして日々行っているような練習がまったくないんですね。


ギタリストによっては毎日ドレミファソラシドを必ず弾きます、みたいな方もいるのかもしれません。


あらためて僕がルーティン的な練習をなぜまったくしないのかを、ちゃんと考えてみました。


考えてみるとそこに生徒様へ「日々何を練習すれば効率よく上達するのか」のヒントがあったのでシェアさせてください。


今回めちゃくちゃ重要な内容です。


ただまたいつもの事なんですが、めちゃくちゃマッチョな内容です。


基本的に僕のギターに対する考えは、全部MAXマッスルなんですね笑


このブログでは特に、初心者の方にとっては本当に厳しい話ばっかりします。


ただそれでもなぜ僕がYouTubeをほったらかしにしてこの生徒様限定ブログをよく書くかというと、みんなめちゃくちゃちゃんと読んでくださっているからです。


そう、これを今読んでいるあなたもちゃんと筋肉バカなんですよ。


でなければ無料コンテンツがあふれかえっている今の時代に、わざわざ高いお金を払ってレッスンを受けないんですね。


ひとつ確実に言えることはプロミュージシャンにMAXマッスルじゃない人は1人もいません。


少なくとも僕は見たことがありません。


僕がこのブログでよくいう事ですが、わざわざお金を払ってレッスンを受けているあなたも、コンテンツを受け取るだけの消費者ではなくミュージシャンなんだという事、その才能が十二分にある事を自覚して、今の技術がどうであれ自信をもってください。


そんな楽器に真剣に向き合う人、めちゃくちゃ少数派なんです。




話がそれました、ルーティン練習についてに戻ります。


なぜ僕がルーティンとしての練習をしないかと言うと、


練習は苦手の克服のためにするものだからです。


極端な話、自分の思い描いたように弾けるのなら、練習なんてまったくする必要はないですよね。


でもそうではない現実があるわけです。


先月まで僕はひまわりの約束を死ぬほど練習していました。


自分の演奏の録画を見ると、秦基博さんのようにカッコよく弾けていないと感じたからです。


そしてどうすれば秦基博さんのような演奏になるのか考え、


こうか、いやこうか、それともこうかと何度も何度も何度も撮影しては練習しなおし、撮影しては練習しなおしを繰り返しました。


そしてなんとか秦基博さんほどではないけど、自分の中で30点から75点くらいまでは弾けたかなという状態までいけました。


自分で言うのもなんですが、これが練習です。


できない事が少しはできるようになった、苦手が普通くらいにはなった、これが上達なんです。


つまり練習の出発点はいつも「出来ない」「苦手」ほんまにオレの演奏はクソやな!という現実です。


そのクソな現実を変えるためにどうすればいいかを必死に考える事がめちゃくちゃ重要なんですね。


だからしっかりと深く考えていないのに、この練習を毎日やっていこう、みたいなのはほとんど意味のない練習になってしまいます。


それはたんなる指の筋トレだという事ですね。


やっぱりギターは上手くならないです。


なんのためにこの練習をするのか、この練習をすれば何がどうなって上達するのかを徹底的に考えていきましょう。


それが最速で上達する方法です。



最後になりますが、だからレッスンは意味があってレッスンはあなたが思いつかなかった視点、練習方法を得られます。


さらにはあなたにとって厳しいとか、難しいとか、苦手な練習を無理やり僕にやらされます笑


だから学びの形態としては一番成長が早いはずです。


ただマンツーマンレッスンの欠点はお金とか、決めた時間にレッスンを受ける準備とかが大変な事です。


それは目先のバナナです。


いつも言いますが焦らずに、瞬殺で目先のバナナは捨ててあなたの理想のギター人生を絶対に手に入れてください。


僕もいままでずっとそうしてきたし、これからもそうしていきます。


ギター人生じっくり楽しんでいきましょう(^ ^)

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