今回は珍しく楽器について語りたいと思います。
いきなりなんですが、僕はヴィンテージギターが大好きです。
新しく制作された高級なギターも若々しくてとても魅力的ですが、ヴィンテージはやっぱり別格に素晴らしい物だと思っています。
ギタリストはギターの選び方もみんなそれぞれ個性やこだわりがあって、正解不正解はありません。
でもギターを長く続けた人が行き着くギターの選び方って、僕はほとんどこの3つじゃないかなと思います。
1つ目がヴィンテージ。
2つ目がハイエンド。
3つ目がお仕事ギター。(コスパ重視、使いまくったり改造しまくって壊れても別にいいみたいな)
で今回は僕なりのヴィンテージの魅力を語ってみたいと思っています。
僕はヴィンテージを1本だけ持っています。
1974年生まれのストラトキャスターというエレキギターを持っています。
これを僕は12年前に30万円で買いました。
今同じ1974年生まれのストラトキャスターを買おうと思うと60万〜120万円くらいすると思います。
まずこれがヴィンテージの魅力その1です笑
値段が落ちない、基本的に上がり続けるという事です。
タイムマシーンが発明されない限り、個体数が絶対に増えないからです。
ヴィンテージの魅力その2はギターが上手くなる、です。
ヴィンテージのギターを弾くと、いつも年上の先輩にめちゃくちゃ怒られている気がします。
「もっと良い音出せよ、下手くそが」ってギターの声が聞こえるんですね笑
安いギターだったら良い音が出ていないのはギターのせいかなとか思うかもしれないですが、ヴィンテージのギターの場合1億%自分のせいなんで、自分の演奏を深く考えさせられるんですね。
これが上達を加速させます。
ヴィンテージの魅力その3は、他のギターに目移りしなくなる、です。
一番良いもの買うともうそれでいい、それがいいという状態になるので、ギター沼みたいな事にならなくなります。
僕が思うヴィンテージの魅力はこの3つです。
ただやっぱりヴィンテージはデメリットもあって、めちゃくちゃ悪く言えば中古なんで壊れやすい、修理が必要になる事が多いです。
あとクセが強くて弾きにくい個体が多いです。
例えば僕の74年生ストラトはホワイトアッシュという材が使われていて、とんでもなく重いです。
多分今作られているストラトキャスターは、重いと売れないのでホワイトアッシュは使っていないと思います。
ただそういったデメリット踏まえてもやっぱりヴィンテージの強烈な個性は魅力的です。
その材だからこそのサウンドがあります。
あなたも楽器屋さんでヴィンテージギターを見かけたらぜひよく見てみてください。
試奏して触れてみるとより良いです。
きっとその強烈な個性の魅力を感じると思います。
あと今すでにハイエンドと言われるランクのギターをお持ちの方は、ぜひ長く長く弾き続けてください。
20年後、30年後にヴィンテージとしての価値がじわじわと出てきます。
僕はいつも同じ事ばっかり言うんですが、ここからもわかるようにギターは本当に長い期間をかけて楽しむものなんですね。