今新しくエレキギター講座のYouTubeチャンネルをやりたいと思って準備しています。
ただずっと弾いていたエレキギターの状態が悪すぎて、あまりにも弾けなくなっていました。
どう悪いかと言うと、フレットが削れすぎていて左手をけっこう強く押さえないと弦がちゃんと鳴らないくらい悪い状態だったんですね。
ギターを始めたばかりの方は知らないことかなと思うんですが、フレットは消耗品です。
フレットよりも弦の方が硬いので、弾いていくうちにだんだんフレットは削れて無くなっていきます。
大体寿命は3年〜5年くらいと言われています。
もちろん弾く頻度や、左手の熟練度によってかなり個人差あると思います。
左手が下手であるほどぎゅっと強く押さえてしまうので、フレットの寿命は短くなります。
だから僕のレッスンに来てくださっている生徒様は、レッスンで左手を強くムダに押さえないことを徹底させられているので普通の人よりフレットはかなり長持ちするはずです。
ただまず生徒様にお伝えしたい事は、フレットの状態が悪いまま弾かないようにだけ気を付けてください。
気付かないうちに左手にムダな力みが生まれて上達を阻害するので、フレットは出来るだけ良い状態で練習してください。
フレットを近くでよく見て、目視で削れていたら黄色信号と思っていいです。
で今回はさらにフレットの材質で音が変わり、形で弾きやすさが全然違うという事をお伝えします。
僕のエレキギターは2012年に購入してから、今までかなりハードに弾きまくってきました。
そして12年前なんて今よりもかなり下手くそだったんで、フレットの減りもめちゃくちゃ早かったと思います。
エレキギター講座のチャンネルを本気でやっていくにあたって、まずギターのメンテナンスをちゃんとしないとという事で今回フレット交換をショップに依頼しました。
今回のフレット交換で僕がこだわったポイントは2つです。
それは
・ニッケルである事、
そして
・ジャンボフレットである事
です。
今回けっこうマニアックな内容ではあるんですが、あなたもフレット交換しなければいけない時がいつか必ずきます。
なのでなんとなくでも知っておいてもらえたらと思います。
まずフレットはニッケルと、ステンレスの2種類があります。
これはフレット交換を依頼する時に必ず選べます。
簡単に違いを言うと、ニッケルは柔らかく削れやすいです。
逆にステンレスは硬くて削れにくいです。
なのでニッケルはメンテナンスが面倒なんですね。
そのかわり音はニッケルの方が良いと言われています。
僕は実はステンレスフレットを使った事がないので、どれくらい音が違うのか知りません。
音の違いはほとんど感じないという方も多いです。
僕はギター講師としては良くない事とわかりつつも、ステンレスフレットを食わず嫌いしています。
経験のためにも1回は使ってみた方がいいとは思うんです。
でもやっぱり少しでも良い音で弾きたいじゃないですか。
だから今回はニッケルを選びました。
ただステンレスは削れにくいから弾きやすいベストコンディションを保ちやすいというメリットもわかります。
どっちも一長一短で難しい所です
あなたもこの話を参考にしてフレット交換の時にどっちを選ぶか決めてもらえたらと思います。
そしてもう一つ今回僕がこだわったのがフレットをジャンボフレットにする事です。
フレットは形が色々あります。
そしてフレットの形によって弾きやすさはかなり変わります。
リペアショップによってはフレットの形を選べないのかも知れません。
ここはリペアショップに詳しく聞いてみてください。
僕はジャンボフレットを一度試してみたいとずっと思っていました。
ジャンボフレットは指板の木の部分からフレットがかなり盛り上がります。
だから最低限の力で押さえる事を、かなり感覚しやすいんじゃないかと思っていました。
つまり普通のフレットだと弦を押さえた時にどうしても指先の肉が指板の木の部分に当たりがちになります。
なので最低限の力で弦を押さえる感覚が、少しボケてしまうんですね。
でもジャンボフレットだと指先の肉が、指板の木にまったく当たりません。
僕の左手の押さえ方は、かなり押さえている感覚を重視します。
だから僕の左手の押さえ方にジャンボフレットはかなりマッチするはずだと思って、今回ジャンボフレットにしました。
でやはり僕の仮説どうり、ジャンボフレットかなり左手が楽です。
ムダな力をいっさい入れる事なく弾ける感覚があります。
僕の生徒様には僕と同じ左手の感覚を仕込んであるので、ジャンボフレットはめちゃくちゃおすすめです。
絶対弾きやすいと感じると思います。
フレットは材質と形で音、弾きやすさがかなり変わる事を知っておいてもらえたらと思います。
最後に僕のマーチンについている普通のフレットと、エレキギターにつけたジャンボフレットの写真を撮影してあるので、違いを見てみてください。